自己紹介

そぞろ書きしていますので、自己中ブログです。

2013年9月21日土曜日

 昨日、8月ごろにされた放送されたNHKの「自衛隊と憲法」に関する番組を撮りおいていたのをやっと見ることができた。憲法論議はさておく。
 PKO法案が制定されて、日本の自衛隊がサモアに派遣された。当時の統幕長が、いかにして安全なところへ派遣するか、新聞をスクラップし、赤ペンで添え書きした言葉を見て、部下を思いやる気持ちに感動した。派遣地域を巡って、首相とも掛け合う。旧日本軍にも幹部にもなかったであろうし、今の会社のトップにもないであろうな・・・、と思った。

 一般の会社の社長が、社員の命を考えるということは、利益はもとより、日常の業務のがどれだけ安全か?仕事が過密ではないか?を考えることだ。過労死する人は出ないか?ただ、心配することならだれでもできる。年齢と仕事の密度、の関係。管理職と非管理職の労働密度の違いはどうか、作業の効率化と言いながら、実は仕事を増やしていないか?肉体的、精神的疲労の具合と仕事量の関係。そんな観点が必要とされると思う。
 
社長のメッセージとして時々、さも部下を思っているかのようなことを書くことは簡単だ。実際の仕事量調査をアンケート形式でやることも簡単だ。でも、現場はノルマ達成のため、ヒシヒシしている。何のために、そこまでするの?となったところ、給料、ひいては出世のためしかなくなってくる。理想的なコンセプトを掲げながらも、行きつくところはそこになってしまう。

だから、子供を自分の会社で働かせたいと思う人は、ごく少数になるのだろう。人を見ずして、報告書を見ているだけだの会社には、子供を入れられない。揚足取りの住む会社には先はない。
 
もっと、魅力ある職場にならないのであろうか?私は、当初、入社のときの理念とは全くかけ離れた気持ちで仕事をしている。社長として考えることは、当然ゴーイングコンサーンということはあるが、魅力ある職場を作ることだ。自分たちでしていくには限界がある。せっかく外部から、きつい仕事をするなら、給料を下げられるのなら、もっと魅力ある職場にしてほしい。事業、部署によっても、かなりの格差がある。それを是正してほしい。
 自衛隊の統幕長を本当の部下思いだと思った。一般のサラリーマンでなく、いざというときは交戦しなければなっらない自衛隊の統幕長の行動には一般の企業以上の部下思いの姿勢が感じられた。

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