春の風鈴
実家に南部鉄器の風鈴があった。そこに煮、啄木の歌の短冊がついていた。
やわらかに柳青める北上の岸辺目に見ゆ泣けと如くに
帰りたかったんろうなぁ、故郷に。実はバンスキングだったようだ。
故郷を石を持ってお追わるるごとくい出にけり
だったけ?
望盛岡
最初の赴任地盛岡の開運橋から見た北上川と岩手山。北上川は深々と静かに水をたたえて流れる。岩手山は冠雪すると雄大な姿を見せる。岸辺は、護岸はされてなく、関東で見る浅瀬の広い川と違って、深くゆっくり流れる。モロダウの様かなぁ。また盛岡に行きたくなった。ルパンの「禅」「モスコミュール」「サイドカー」最高だったなぁ…。あとあの駅北通りのカフェバー…名前が出てj¥来ない。深夜までよく飲んでいた。一人またはI君、ミッキーの恋人と。
故友人
ミニチュアの南部鉄器の鉄瓶をくれた友。
ここ3回くらいの名簿では、今では逝去者の欄に乗っている。
何があったのだろう。「あほの水沢高校」出身の彼。
返しそびれたレコードが今でもある。
ポールサイモのタイトルはなんだっけ?
「DANCAN」 ,「AMERICA」、「FIFTY WAYS TO LEAVE YOUR LOVER」などが入っていた。
「DANCA|N}がすきっだった。
虫
きょう退院の帰りのバスの中で、T大学前からワインレッドのカーデガンを着たソバージュ髪風の若い女性が私の前の席に座った。何気なく方に目をやると 小さい虫が張っていた。コバエくらいの大きさだが、ショット違う。
虫は、背中方面に降りてしまった…。もう少しで私も降りるのだから、「いいか」と思いきや、ブラウンに染められたやわらかそうなソバージュの髪にも一匹はいつくばっている。バス停の木からいい香りを目当てによってきたに違いない。
つい声をかけてしまった。彼女は虫を払おうとしたが、落ちない。「お願いします」と言われソバージュの髪に手を触れて払おうとしたが、しぶとい。耳をたたくことにもなってしまったが、3、4度やってやっと落ちた。しつこい虫だっただけにとてもきれいな人だった。
春の虫御ぐしの香(こう)と花びらをたがえてしまうやはらかさかな
大変失礼しました。
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